Qパの適正Q枚数リターンズ

 

あらすじ

Q7枚あればカードが一巡する3ターンの間、毎ターンQ1枚は握り続ける確率は9割を超えるとわかった。Q7枚って普通に多いな……。

概要

前回Exアタックを除いた、「Q枚数のみ」でQパの適正Q枚数を考えたが、触ってみると、その除いたExアタックで星出る機会が多い。

星集めて宝具撃つようなパーティーを使っていると、「Qはないけど宝具ブレイブチェインはできる」という手も見る。

ブレイブチェイン加味宝具加味で余分なQ枚数を抑えることができれば嬉しい記事。

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前提

・星が出るカードのことを「Q」と呼ぶ。*1

・メインアタッカーのExアタックはQではないがQ1枚相当の星が出るカードと見る。*2

・毎ターンQ1枚相当の星をカードで出すことがコンセプトのパーティーを「Qパ」と呼ぶ。

・カードが一巡する3ターンの間、あるカード構成のパーティーが、Qパとして成立する確率を計算する。

・想定するパーティーのカード構成は、

1、Q5枚パ

2、Q6枚パ

3、Q7枚パ

の3つ。これをさらに細分する。

1、Q5枚パ

①メインアタッカーのQ枚数が1枚、それ以外のQが4枚

②メインアタッカーのQ枚数が2枚、それ以外のQが3枚

③メインアタッカーのQ枚数が3枚、それ以外のQが2枚

2、Q6枚パ

①メインアタッカーのQ枚数が1枚、それ以外のQが5枚

②メインアタッカーのQ枚数が2枚、それ以外のQが4枚

③メインアタッカーのQ枚数が3枚、それ以外のQが3枚

3、Q7枚パ

①メインアタッカーのQ枚数が1枚、それ以外のQが6枚

②メインアタッカーのQ枚数が2枚、それ以外のQが5枚

③メインアタッカーのQ枚数が3枚、それ以外のQが4枚

の9通り。

ブレイブチェインにQが含まれる場合があるため、このように分ける必要がある。

例えばメインアタッカーのQが3枚なら、そのブレイブチェインには常にQが含まれることになる。(宝具込みのブレイブチェインでない限り)

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Q3枚鯖の場合

さらにこれを、第一ターンに必ずメインアタッカーの宝具を切るとするか否か、その宝具自体から星は出るか否かで分けるが省略。計27通りを計算する。

方法

確率計算できないのでスプレッドシートにて反復計算を行った。

反復計算できないので反復回数はまちまち。1万~9万の範囲で適当に行った。

結果

 カードが一巡する3ターンの間、あるカード構成のパーティーが、Qパとして成立する確率。

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まとめ

Q5枚パ:87%~75%

Q6枚パ:94%~87%

Q7枚パ:98%~94%

という結果に。

上限値と下限値が重なってる感じで綺麗。

つまり

・同じQ5枚パでもパーティー構成によってはQ6枚パに匹敵する場合がある

・同じQ6枚パでもパーティー構成によってはQ7枚パに匹敵する場合がある

とわかった。

一概に「Q○○枚入れればQパ」とは言い難いらしい。

工夫すれば確率落とさずQ枚数は削減できるとも言える。

高性能Exと星出し宝具強い。カード構成に拘りをもつオタクになった。

 イシュタルナポレオンと星出し宝具化が続いている。

Q1枚鯖のQ性能Ex性能に着目しても面白いかもしれない。

 

 

※追記「結局何枚がいいの?」

1、何枚が適正かは戦闘ターン数による

何枚が適正かは想定する戦闘ターン数によると思う。

上では「カードが一巡する3ターンの間、あるカード構成のパーティーが、Qパとして成立する確率」を計算したが、コマンドオーダーバトルは基本的にその3ターンを繰り返すことになる。Qパとして成立する確率が97%か98%かなんて3ターンでは同じようなものだが、これが100ターン目になると差は15%まで広がることになる。(下画像)

「100ターンもバトルしねぇよ」と思われるかもしれないがまさにそこで、「何ターンバトルするのか?」で1%の価値も変わってくるということ。

とはいえ具体的に書かないのもあれなので一応以下。暴論味強くなります。

2、50%を切るターン数で考える適正Q枚数

①結論

・Q5枚パ~Q6枚下位パは速攻向き。6ターンから15ターンまでの戦闘に。

・Q6枚上位パ~Q7枚下位パは耐久向き。20ターンから40ターンまでの戦闘に。

・Q7枚上位パは耐久に生き過ぎ。60ターンから100ターンまでの戦闘に。

②なぜ50%で考えたのか

多くの人が納得する「パーティー成立の最低ライン」だと考えるから。

前提で、「毎ターンQ1枚相当の星をカードで出すことがコンセプトのパーティーをQパと呼ぶ」とした。つまりこの前提に従う人は、毎ターンQ1枚相当の星をカードで出すことに命かけており、これがパーティーの成立条件、ある意味縛りとなっているということ。

そうであるならその人は「そのカード構成のパーティーが、そのターン数までQパとして成立する確率は49%です」と言われてそのパーティーを使うだろうか?と考えた。使わないと思う。

勝ち負けの前に「パーティーとして成立」する確率が50%切っているのは、「勝つためにパーティーをつくる」というデッカスも持つ基本的体面に抵触する。「勝つ確率」は、敵の行動等、不確定要素が多く簡単にはわからないが、この場合「成立する確率」を突き付けられた時点でもう負ける確率のほうが高いとわかることになる。

「勝つ確率は知らないけどそもそもそのコンセプト成立する確率が5割もないんで間違いなく勝率はそれ以下ですよ。負ける確率のほうが高いパーティー作ったんですか?」これを耐える人は多くないと考えた。

③50%で考える

ということで以下の画像を作成した。コイントスに連続成功する確率かのように考えた。3ターンごとのQパ成立チェックに連続成功する確率表。50%以上を維持している部分が赤。これをふんわり考えて上記の結論を出した。おしまい!

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あとがき

今回考えたQパの定義*3は結構好き。強いかどうかはさておきQパと言えそうなものを考えるなら「毎ターンQ握る」は最低ラインに思える。

しかし「カードで星出すのは難しい。Qが増えるほど星出しの価値が落ちるからだ。」というのも真理だと思う。今回の結果では50%ラインで最悪6ターンしか持たないことになってしまったQ5枚パだが、Q5枚ということは「Qチェインした次のターン絶対にQ以外のカードを3枚引く」ということで、これはこれでQをうまく使ってる感じがあり、「Qパ」と呼んでもいいかもしれない。いろんな人のQパ認識が知りたくなった。

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上画像の切り抜き。各Q枚数の最小と最大

BQパはQ5枚!AQパはQ6枚!とか言ってもよかったかもしれない。Q7枚上位パが100ターン越えしたのは面白かった。Aチェインできない以上Q切るパーティーで耐久はかなり難しいと思うが挑戦したい。マーリン。

*1:よって宝具やBAで星が出る場合もQ呼ばわりする

*2:サポーターのExアタックは考えない。サポーターのブレイブチェインを切るということはそのターンメインアタッカーのカードを切れないということ。今回はメインアタッカーがクリ連発しつつサポーターがQトスするパーティーを主に見たいので非想定

*3:毎ターンQ1枚相当の星をカードで出すことがコンセプトのパーティー